からだの冷えや代謝アップ、体内のデトックスに |ヒマラヤンピンクソルト
これまでに、死海の塩、エプソムソルトについて書いてきましたが、今日は、岩塩で有名なヒマラヤンソルトについてお話します。
ヒマラヤのピンクソルトは、パキスタンのパンジャブ地方から採れる岩塩で、毎年、約35万トンの生産量をほこると言われています。この岩塩の主成分は塩化ナトリウムで、いわゆる食塩とほぼ同じ。違いは、ポリハライトと呼ばれるカリウム・マグネシウム・カルシウムを主成分とする鉱石や鉄分などミネラル成分を含む点です。欧米では、「洞窟療法」や「ハロセラピー」と言って、岩塩による地下の閉鎖空間が喘息および他の呼吸器愁訴の治療において、非常に有益であるとされています。
ヒマラヤンソルトは、豊富に含まれるミネラル成分が特徴。そのミネラルがからだの発汗作用を促し、代謝を高めます。お風呂にヒマラヤンソルトをバスソルトとして用いると、体内から驚くほどに汗が出てきます。汗には身体の多くの老廃物が含まれていますので、ヒマラヤンソルトには体内を浄化するデトックス剤と言えるでしょう。
100gほどのヒマラヤンソルトをお風呂に加えて20分ほど入浴してみましょう。汗の出がよくなるばかりか、入浴後のからだのほかほかも持続されます。冬や風邪をひいている時などの代謝をアップさせてからだを温めたいときにお勧め。また、ヒマラヤンソルトとエプソム塩を1:1の比率で混合したバスソルトは、血液循環が改善され、筋肉の痛みや痛みは緩和され、浄化作用により、気分もリフレッシュされ、健全な心身のバランスを保つのに役立つでしょう。
ヒマラヤンピンクソルトは過度にしないようにしてください。あまりにも頻繁に使用したり、温度が高すぎる、あるいは、長すぎる入浴は、脱水はもちろんのこと、筋肉の過度の疲労と衰弱につながります。解毒プロセスを助け、体内のシステムのバランスを保つために、入浴時にはたくさんの水を補給することをお忘れなく。