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2種類の乾燥肌 | おすすめの植物油と保湿効果のある精油

October 14th, 2016

前回のブログで、2種類の乾燥肌-「ドライスキン」と「水分不足肌」の違いについて、また、その原因に関して書きましたが、今日は、それらふたつのお肌に最適なケアと、お勧めの植物油、また、保湿効果のある精油について書きます。

 

乾燥肌の最適スキンケア

 

これら2種類の乾燥肌のスキンケアですが、まず両者ともに、角質層の水分が足りてませんので、肌の保湿ケアが必要になりますね。

一番簡単な方法は、油分を肌に塗ることです。
こうすることで、皮膚に保護膜を作り、内側からの水分の蒸発を抑え、肌の保湿ができるようになります。

保湿有効成分が含まれた美容液などを浸透させて、肌に栄養を与えるケアもいいでしょう。

今日は、どういったオイルが役立つかをお話しますね。

 

ドライスキンにお勧めのオイル

皮脂と水分両方が不足している「ドライスキン」は、日頃から肌に栄養補給し、保護する保湿がポイントになります。

アボカドオイルはビタミンA,C,Eを多く含む栄養価の高いオイルで皮膚老化やドライスキンに効果的。

また、マカデミアナッツオイルは、加齢とともに失われがちなパルミトレイン酸を含むので、エイジングによるドライスキンのケアに向いているでしょう。

皮脂分泌量の低下により、肌が乾燥し、バリアー機能が弱くなり、肌にかゆみ、かぶれ、特にアトピーなどの症状が見られる肌には、スクワレンが効果的な成分として注目されています。

スクワレンは皮脂成分の一部でもあり、細胞代謝を促したり、殺菌作用やかゆみを抑える作用があります。これを含む米ぬかオイルやオリーブオイルは敏感になった乾燥肌におすすめです。

加えて、アトピーや乾癬、湿疹など炎症を起こした乾燥敏感肌には、抗炎症作用の高いシアバターカレンデュラオイルもおすすめです。

 

avocado
水分不足肌にお勧めのオイル

 

一方、「水分不足肌」は、皮脂は適度に足りている肌なので、リッチなオイルやクリームは必要ありません。

全体はてかつくのに、皮膚はかさつくといった隠れ水分不足肌の方は、皮脂成分に近く肌になじみやすいホホバオイルや、収れん作用のあるヘーゼルナッツオイルなど、肌がべたつかないオイルを選んで保湿するようにしましょう。

保湿効果のある精油

 

精油は、上記の植物油に1%ほど希釈して使用するとさらに効果があがるでしょう。(直接使ってはいけません。)

精油のぺパーミントは希釈濃度1%を超えると逆に乾燥するという実験結果が出ていますが、往々にして、精油には、皮膚を保湿効果があるという実験結果が出ています。その中でも特に、分子量が大きく、粘性の高い精油には、皮膚にとどまり、皮膚の水分蒸発を防ぎ、保湿力を高めると言われています。

粘性が高く、保湿効果のある精油

 

  • ローズ
  • ローズアブソリュート
  • サンダルウッド
  • ベチバー
  • パチュリ
  • ジャーマンカモマイル

また、ファルネソールという物質は、スクワレン合成の前駆体として、スクワレンを生み出すきっかけになる分子です。スクワレンは皮脂成分の一部で乾燥肌に効果的な成分なので、ファルネソールを含む精油もまた乾燥肌に効果が期待できそうです。

ファルネソールを含む精油

  • オーストラリアンサンダルウッド
  • パルマローザ
  • ローズアブソリュート

精油ブランドでは、 Materia Aromatica や Oshadhi がお勧めです。