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大人のニキビケア | 原因と対策

August 30th, 2020
大人のニキビの原因

青春の思い出とも言われるニキビ。

思春期にニキビに悩んだ経験をされたという方も多いのではないでしょうか。

10代後半に見られるニキビは、副じん性男性ホルモンのひとつであるDHEA(デヒドロエピアンドロステロン)ホルモンの分泌過多が原因のひとつと言われています。
とはいえ、このDHEAは20代に入ると減少し始めるので、ニキビも自然ときれいになっていくのも特徴です。

一方で、20代半ばから30代の「大人のニキビ」に悩まされる方も少なくはありません。

これは、10代に経験したニキビとはまた違う様々な要因が重なった結果によるものと考えられており、特に女性に多く見られます。

 

男性ホルモンの活性化

PMSや生理不順などを含む様々な月経異常や、婦人科系疾患、投薬、多忙によるストレスなどが、男性ホルモンの分泌を増やし、ニキビを引き起こす原因となります。

生理前に口周りやフェイスラインなどにニキビができるのは、男性ホルモンが影響している可能性が高いと考えられます。

生理周期や多忙期などに伴い、時折ニキビができる場合は、まずは、その時期のみ、ニキビ用のスキンケアに変えると良いでしょう。

 

ストレス

ストレスを感じると、ホルモンバランスの乱れもさながら、サブスタンスPという神経伝達物質が、皮膚内に増え、これが、皮脂腺を刺激して、皮脂分泌を増やし、皮膚に炎症を起こして、ニキビを引き起こす可能性が指摘されています*

何等かの心理的負担を感じる際に、頬などある特定の場所にニキビができやすい方は、寝不足になってないか、暴飲暴食はしていないか等々、生活習慣を見直し、気分のリラックスを心がけましょう。

また、ストレスが、消化器系の不調に結びつきやすい方は、発酵食品やプロバイオティクスなどを摂取するなど、腸内環境を整えることで、お肌と消化器系、両方の改善に繋がっていきます。

 

糖質・脂質の摂りすぎ

お米、パン、パスタなどの炭水化物は体内に入ると糖質に分解され、血糖値を上げます。血糖値が上がるとそれを下げようとインスリンが分泌され、過剰な糖質は中性脂肪となり、体内に蓄積されるようになります。これが、皮脂の材料として、ニキビの引き金となります。

食事で、ビタミンA、C、EとニキビにはビタミンB群を積極的にとるように心がけましょう。ブロッコリー、トマト、豆腐、ほか、海藻類がお勧めです。

その他、湿気や気温の上昇に伴う皮膚環境の変化、ヘアケアやメイクアップ製品の肌への刺激、遺伝などもニキビ原因に挙げられます。
これらの場合も、現在使用中の製品の見直し、生活習慣、食事の改善をしてみましょう。

長期に渡り、「大人ニキビ」に悩まれている場合は、まずは、ニキビ用のスキンケアに変えてみて、食事、睡眠、ストレス管理を見直してみましょう。
場合によっては、サプリメントで内側からのケアをしていくことで、より早い症状の改善も可能になります。