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5月の香り | イギリス産精油と五行思想

May 6th, 2019

5月のイギリスは、 お花やハーブが色鮮やかに咲きほころび、自然の美に価値を置くイングリッシュガーデンが見どころのシーズン。


チェルシーフラワーショーが開催されるほか、ナショナルトラストなどの庭園や各家庭でもガーデニングが盛んになる季節です。

そこで、5月は、イギリス産の精油をご紹介しながら、イングリッシュガーデンをテーマにしたアロマブレンドをご紹介します。

イギリス産の精油
 

  • ペパーミント
  • ローマンカモマイル
  • ジャーマンカモマイル
  • ヤロウ
  • アンジェリカルート
  • ヒソップ
  • クラリセージ
  • タイム
  • ラベンダー

現在、以上の精油が、イギリスのノーフォークの農園や、ラベンダー畑で栽培/抽出されています。

イギリス産精油は、主にハーブから抽出されるのが特徴と言えるでしょう。

東洋医学的に精油の芳香エネルギーを捉えると、ハーブの香りは往々にして、「気の循環」をスムーズにさせる働きがあると考えられています。
心身の痛みを解放し、気持ちをなだめたり、リフレッシュさせるパワーがあるんですね。



5月の香りブレンド バスソルト

今日は、イギリス産精油を中心に、「木火土金水」で知られる東洋医学の五行思想に該当する芳香エネルギーをバランスよく取り入れ、 自然美を良しとするイングリッシュガーデンのように、自然の流れに心身を沿わせながら、気を養えるようなアロマブレンドを目指しました。

今回は、ロールオンではなく、心身のリフレッシュのために、天然塩に混ぜて、バスソルトとして利用しました。

材料
  • ホホバオイル 5 ml
  • 天然塩大さじ5-6杯
  • 下記の精油
    • イングリッシュカモマイル 2 滴
    • イングリッシュラベンダー 1 滴
    • ペパーミント 2 滴
    • クラリセージ 1滴
    • ゼラニウム 1 滴
作り方
  1. 容器にホホバオイルを加える。
  2. 1に精油を1滴づつ、香りを確かめながら加える。
  3. 天然塩に2を良く混ぜて出来上がり!

五行思想と芳香エネルギー

『スピリットとアロマテラピー(ガブリエル・モージェイ著)』を参考に、東洋医学の五行思想に基づく精油の働きを見ていきます。

イングリッシュカモマイルは、ストレスや緊張感をほぐし、イライラや怒りを鎮めたいときにおすすめです。 お客様からの反応では、特に、みぞおちが締め付けられるような感覚や、頭がいっぱいいっぱい!という時にサポートしてくれるアロマではないかと思っています。
五行思想では、「木」に属し、気の流れをなめらかにし、痛みを和らげる芳香エネルギーを持つと考えられています。

イングリッシュラベンダーもカモマイル同様、鬱積した感情の解放やイライラを落ち着かせる働きがある一方、心を落ち着かせて、安定させるエネルギーをも持ちます。五行思想では、「心」に属すると言われています。

ペパーミントは、気分を爽快にさせ、神経と脳を活性化させ、覚醒させます。精神疲労によく、即効的な元気回復に役立つでしょう。消化器系に最も効果的な精油のひとつで、五行思想では、「土」に分類される精油です。

クラリセージは、ほろ苦さと甘さを合わせた特有のハーブの香りで、緊張を緩和させながらも、疲労を回復させる働きがあるといわれる精油です。五行では「金」に属し、心身の緊張と弛緩にバランスをもたらす香りです。個人的には、ラベンダーやゼラニウムなどのフローラル調の香りにアクセントを加え、なお、そのリラックス効果を高めてくれる精油ではないかと思います。

ゼラニウムは、特にイギリスで抽出される精油ではありませんが、イギリスのガーデンハーブの定番ともいえる植物。ゼラニウムは、ローズを思わせるフローラル調の中に爽やかさが加わったような香りで、東洋医学では、「水」に属し、焦燥感や不安な気持ちに、安心感や落ち着きをもたらす働きがあると考えられています。