7月の香り ❘ イギリスのラベンダー畑
7月のイギリスは、紫と青空のコントラストが美しいラベンダー畑が満開。
まさに、「自然のアロマセラピー」を満喫できる癒し効果抜群の空間です。
私の毎夏の楽しみは、イギリスのヒッチンラベンダー畑でラベンダーを摘むこと。
ハートフォードシャーにあるこのラベンダー畑は、サロンのあるマズウェルヒルから車で北へ約1時間。
6月中旬から8月中下旬にかけて毎日9時半からオープンしています。
入場料大人6ポンドで、紙袋とハサミを手渡され、紙袋いっぱい畑のラベンダーを摘むことができます。(ハサミは最後に返却)
鑑賞や休憩含め、一日楽しめますよ。
イギリスで代表的なラベンダー品種は、その名も「イングリッシュラベンダー」。
ラテン名を、ラバンデュラ・アングスティフォリア(Lavandula Angstifolia)といいます。
標高800m以上の高地で育つラベンダーで、イギリスのヒッチンラベンダー畑では、Ashdown ForestやElizabethなど、ラベンダー色と甘い香りが濃厚な品種や、ピンク色が可愛らしいKatherineなど、様々なイングリッシュラベンダーが栽培されています。
イングリッシュラベンダーの精油は、アロマセラピーでは最も香りが評価されるラベンダーで、酢酸リナリルを多く含み、リラクゼーション効果が高いのが特徴です。
ヒッチンラベンダー畑でのイングリッシュラベンダーの収穫は、7月頭から中旬がもっとも頃合いでしょう。
ヒッチンラベンダー畑では、イングリッシュラベンダーとスパイクラベンダーの交配種であるラバンジンも栽培されています。
ヒッチンラベンダー畑では、 イギリスでもよく流通しているVeraやGrossoの品種、また、珍しい白いラバンジンのEdelweissも摘むことができますよ。
精油のラバンジンは、イングリッシュラベンダーと比較すると、香りにシャープさが加わり、心身のリフレッシュに役立つでしょう。