足のむくみにお勧めのアロマオイル
冬の寒さ、立ちっぱなし、運動不足、飛行機での長旅などで、足がむくんで痛い…そんな症状をアロマオイルで和らげてみませんか?
重篤な内臓疾患がある場合を除き、足のむくみの主な原因は、往々にして滞った老廃物を心臓に回収する静脈とリンパ流れの滞りが原因と言われています。セルフケアでできることは、足のマッサージやストレッチ。循環を促し、排泄をサポートすることが目的です。マッサージの詳細はこちらから。その他、塩分を控え、ミネラルウォーターやフェンネルティ、緑茶など利尿作用のあるハーブティで水分代謝を促す工夫もしてみましょう。
今日は、マッサージとの相乗効果でむくみの解消をサポートするアロマオイルの提案です。
お酒「ジン」の原料である植物のジュニパーベリーには利尿作用があり、腎臓の働きをよくして水分代謝を促す作用がよく知られています。アロマセラピーでも足のむくみと言えばジュニパーオイルというほどに、伝統的に受け継がれている有名な精油ですが、実は精油自身に利尿作用が認められたリサーチ結果はありません。ただ、ジュニパーのみならず、サイプレスやバージニアシダーウッドなど全般的にヒノキ科の精油には、静脈強壮作用や鬱滞除去作用があることから、むくみ解消用の精油としてよく用いられています。
ローズマリーは、局所的に血行促進に役立ち痛みを軽減させつつ、足のむくみの減少にも効果があると報告されています。足の冷えを伴うむくみには力を発揮してくれるでしょう。
ゼラニウム、パチュリ、ベルガモットにも足のむくみを減少させた実験結果が出ています。また、ユーカリ(ユーカリグロブルス、レモンユーカリ、ユーカリテレチコルニス)にも、足のむくみによる痛みや炎症を抑える働きがあるとレポートされています。
その他、レモン、グレープフルーツ、ライムなど他の柑橘系精油も、むくみに良いとされています。これは、主成分のリモネンが免疫細胞や交感神経を刺激し、身体の代謝及びリンパの働きが活性化されることで、排泄作用が高まることが考えられます。
そして、ペパーミントには、皮膚にひんやり感をもたらす作用があり、夏場やほてりからくるむくみに加えると、足がスッとしてむくみの緩和に繋がるでしょう。
ベースオイルには、足のむくみに効果があるというエビデンスがあるセサミオイルをお勧めします。経験的にも、セサミオイルをマッサージに使うと血行がよくなり、足がスッキリするように感じます。アーユルヴェーダでも毒素排泄に効果的なオイルとして知られています。
それでは次の記事で、足のむくみと疲れを解消するスッキリ脚痩せアロマブレンドとその使い方を、足の冷え性向きとほてりからくる2パターンのむくみ対策に分けてご提案いたします。
- 足の冷え性向き ━ 脚痩せウォーミングアロマオイル
- 足のほてりに ━ 脚痩せクーリングフットスプレー