ENVIRON ビタミン保湿クリーム | 肌改善にはビタミンAを!
エンビロンは、ビタミンAを主成分とし、皮膚機能の修復と再生を目的にした化粧品です。
今日は、エンビロンの主役?!にあたるビタミン栄養クリームについてお話します。
実際、当サロンでも、エンビロン化粧品をご検討されている方には、まずはこのクリームを最初にお勧めしています。
ビタミンAは、皮膚の再生ビタミンとも言われており、年齢とともに薄くなる角質層の皮膚細胞の生成を改善させる働きがあると言われています。
以下は、皮膚に対するビタミンAの10の効果です。
- 角化細胞(ケラチノサイト:表皮の90%以上を占める細胞)を修復することにより、健康な細胞の生成を促す
- 角化作用を促進させることにより、老化角質の排泄を高め、皮膚表面をなめらかにする
- 角質層の構造を凝縮させることにより、皮膚の保護作用を上げる
- 表皮を厚くすることにより、皮膚を保湿し、ふっくらさせる
- 血行促進させることにより、必要な栄養を細胞に届けやすくする
- 皮脂腺の働きを正常化することにより、皮脂の分泌を調整する
- 線維芽細胞に働きかけ、コラーゲンやエラスティンの生成を促す
- グリコサミノグリカンを刺激することで、保湿成分を皮膚内に閉じ込め、結合させる
- ランゲルハンス細胞を保護強化することで、皮膚の免疫作用をあげる
- メラニン細胞を修復することで、色素沈着の改善に働きかける
このように、ビタミンAは、特定のお肌の悩みに有効な成分ではなく、皮膚の改善に働きかける成分で、肌をどんどんキレイにしてくれます。
エンビロン開発者ドクターフェルナンデスによると、食べ物から摂ったビタミンAが皮膚に働きかけるまでには、約1週間かかる反面、肌に塗布したビタミンが皮膚内に浸透するには約3時間だそうです。
皮膚改善のためには、バランスの取れた食事と共にビタミンAのサプリメントを補給するなど、皮膚の内側と外側、両面から働きかけることが最も効果的な方法ですが、皮膚に直接ビタミンAを与えていくことは、その効果を早める手段と言えるでしょう。
ビタミンAが特徴のクリームですが、他にもビタミンCとEやペプチド、また、活性酸素を取り除く抗酸化成分をふんだんに配合した栄養保湿クリームで、肌の働きをサポートします。
以下は、皮膚に対するビタミンCの10の効果です。
- 抗酸化作用により、老化の原因となる活性酸素を取り除く
- 線維芽細胞に働きかけ、コラーゲンやエラスティンの生成を促す
- 毛細血管壁を強くすることで、皮膚の赤みを減らす
- 抗炎症作用により、皮膚の炎症や赤みを抑える
- 肌を明るくすることにより、シミを薄くする
- 紫外線防護作用により、皮膚内にもつ天然の紫外線防止効果を高める
- チロシナーゼ抑制作用により、シミに働きかける
- ビタミンAとEの働きを補強する
- 保湿
- 傷の治癒促進作用により、ニキビ跡などの修復を助ける
ビタミンCも、ビタミンAと同様、肌の改善に働きかけますが、特にシミに悩まれている方には、効果的に作用する必須のビタミンです。
エンビロンクリームには、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(Ascorbyl Tetraisopalmitate)という脂溶性の形態のビタミンCが配合されています。水溶性のビタミンC(アスコルビン酸)とは違い、酸化しづらく、構造が安定しており、皮膚への効果を高めます。
下記は、ビタミンCと共に、抗酸化成分として知られるビタミンEの4つ特徴です。
- 抗酸化作用により、活性酸素を取り除く
- 紫外線や外部刺激から、皮膚細胞を保護する
- 保湿効果を高める
- 傷の治癒促進作用により、ニキビ跡などの修復を助ける
ビタミンは、単発で効果を発揮するのではなく、共に助け合い、連動することで、お互いにそれぞれの効果を高めあって、皮膚に作用していきます。
皮膚の老化の原因は10%が年齢による自然退化によるもので、残りの90%が外部刺激による活性酸素が原因と言われています。(その80%が紫外線によるとのこと)
活性酸素の原因は他にも、喫煙、大気汚染、ストレス、睡眠不足などが挙げられます。
エンビロンでは、ビタミンCやE以外にも以下の抗酸化成分を配合し、皮膚の老化に対応しています。
- グリーンティ(緑茶は非常に効果的な抗酸化成分として知られています!)
- ベータカロチン
- コエンザイムQ10
- リコピン
- ローズマリーリーフエキス
- ルテイン (ブルーライトを吸収すると言われています)
- ハニーブッシュティ
- ビタミンC
- ビタミンE
これら、3種類のビタミンと抗酸化成分を配合し、細胞を酸化させる活性酸素を軽減しながら、皮膚を修復し再生させることを目的に、毎日朝晩の栄養保湿クリームとして使用してください。一本で約2~3ヵ月間の使用が可能です。
エンビロンのビタミンクリームは、5つのレベルがあり、ボトルが変わるごとに、含有されているビタミン濃度と種類が変化していきます。
配合されているビタミンAは、具体的には、パルミチン酸レチノール(Retinyl Palmitate)及び酢酸レチノール(Retinyl Acetate)です。
パルミチン酸レチノールは、最もマイルドなビタミンAの形態で、80%以上のビタミンAはこの形態で天然に皮膚内に存在するとされ、皮膚に最も馴染みの良いビタミンAです。塗布により皮膚内に取り込まれることで、レチノールに変換され、最終的にレチノール酸としてビタミンAの作用を発揮します※
酢酸レチノールは、肝臓に多く存在しているビタミンAの形態で、パルミチン酸レチノールよりも作用が強く、皮膚には特に小じわの改善に効果があると言われています。
ちなみに、エンビロンでは、レチノールはこちらのクリームには配合されていません。
レチノールは化粧品に配合できるビタミンAとして最も強力な形態ですが、非常にデリケートで、皮膚に効果的に作用させるためには注意が必要とされるからです。
エンビロンでは、別品で、レチノール濃縮ブースターが3レベル用意されており、必要な方向けに、レチノールをクリームに加えるという方法で提供しています。
ボトルが変わるごとにビタミンAを段階的に上がり、肌状態やお悩みに合わせてレベルを調整していくのがエンビロンの特徴。
まずは、一番低濃度から始め、少しづつビタミンAを皮膚に与えていくステップアップシステムにより、常に皮膚に変化を与えることが可能になります。
同じ化粧品を使い続けるよりも、時々皮膚に新しい刺激を与えるというのは、非常に有効なスキンケアの手段です。
エンビロンのクリームは、2020年現在、Skin EssentiAとYouth EssentiAという2種類のレンジがあります。
両者ともに、ステップアップシステムを採用し、ビタミンAを主成分に皮膚改善を目的にしていることに変わりはありません。
両者の違いとしては、Skin EssentiAシリーズは包括的なお肌に対応できる基礎的なビタミンクリームに対し、Youth EssentiAシリーズは、即効性のある効果を望まれている方、また、アンチエイジングに特化されたい方向けの商品で、ビタミンAの種類と濃度、また、有効成分もより多く含まれ、ボトルも2本使いになるなど、ビタミンの鮮度も優先されています。
それに伴い、価格帯にも違いがありますので(苦笑)、まずは、一度ご相談ください。
お肌のお悩みに照らし合わせ、ご希望に叶う商品をお勧めさせていただきます。
※Roaccutane、また、レチンAクリームをご使用されている方、妊婦の方は事前にお知らせください。
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