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手作り薬用ハーブゆず化粧水 | 薬用酒ヘベロフカとゆずの種の利用

February 8th, 2017

ゆずは、日本を代表する柑橘類のひとつ。お料理の風味づけから、冬至のユズ湯まで、日本人に馴染み深い果物ですが、近年では、フランス料理やチョコレートのフレーバーまで欧米にもその利用価値が広まりつつあります。

yuzu

今日は、そのゆずの種を使った手作りゆず化粧水の作り方をレポートします。トロトロのしっとり化粧水が出来上がりますよ!

 

ゆずの種を、お酒に漬け込んでゆずの種エキスを抽出

 

ゆずの種の表面には、ペクチンが豊富に含まれていると言われています。このペクチンは、天然の保湿成分と言われ、今回の手作り化粧水の「しっとり成分」の主成分となるもの。まずはこれをアルコールに漬け込んで抽出させます。

使用するアルコールは、度数30~40度程度を目安に、日本酒や焼酎、ウォッカなど何でも可能ですが、筆者は、チェコの薬用ハーブ酒[ベヘロフカ 38度]を使用し、仕上がりエキスに薬用ハーブ効果も期待したいと思います!

チェコのハーブ薬用酒ヘベロフカ

 

薬用ハーブ酒「ヘベロフカ」とゆずの種で作る、薬用ハーブゆず化粧水

 

材料

  • ゆずの種 適量 (目分量で、ゆずの種1に対して、アルコールが2)
  • 薬用ハーブ酒 適量 (目分量で、ゆずの種1に対して、アルコールが2)
  • ゆず精油 (オプション)
  • 芳香蒸留水または精製水

作り方は簡単。

1.  煮沸消毒した大口ビンに、ゆずの種とお酒(度数30~40度)を目分量で1:2ほどの割合で入れます。(筆者は、最初は種をネットに入れた状態で漬けましたが、とろみ成分をしっかり抽出するため、途中から種をネットから取り出しました。)

2. 1のビンを冷暗所に保存し、毎日愛情込めてビンを数回振って、よく混ぜ合わせます。

3. 約10日前後漬け込むと、種からとろとろエキスが抽出されてきます。

4. 混合液にとろみが出てきたら種を取り出す頃合い。漏斗で濾しながら、エキスを取り出します。


5. 4.で取り出されたゆずの種エキス20mlにゆず精油3滴加えて、筆者はローズマリー芳香蒸留水80mlを混ぜて合わせて、完成。(※ 精油を加えると、ゆずの香りが引き立ちますが、こちらはお好みで。芳香蒸留水の代わりに精製水も可。)

 

お肌がアルコールに敏感な方は、アルコールの代わりに精製水を溶媒にすることも可能でしょう。ただし、保存が悪くなりますので、少量から作るようにしましょう。または、アルコールでエキスを抽出した後、精製水や芳香蒸留水で薄めてアルコール度数をご自身のお肌に合う程度に調整して使用すると良いでしょう。

次の記事では、この抽出後のゆずの種の再利用で作る、ユズ種エキス美容液についてレポートいたします!