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頭痛と肩こりをスーッと和らげる「和のかおり」鎮痛アロマジェル

March 12th, 2017

頭痛は、とにもかくにも不快な痛みを素早く取り除くことがケアの一番の目的になります。

アロマセラピーでは、鎮痛作用の他に、筋肉をリラックスさせる精油を加えて、緊張性頭痛を緩和させることが可能です。

肩こりや首筋に痛みを伴うような緊張性頭痛にお勧めの精油に関してはこちらをご参照ください。

今日は珍しい和精油で「緊張性頭痛」鎮痛用アロマジェルを作成してみます!

頭痛時に素早く「痛み」に働きかける工夫として、基材にアロエベラジェルを用いていることがポイントです。アロエベラジェルは、有効成分の経皮吸収を高めるための媒体としての有効性が認められているので、痛みやほてりなど、患部を冷やして素早く精油の効き目を発揮させたい時に利用すると良いですよ。

 

緊張性頭痛を和らげる「和のかおり」鎮痛アロマジェル


材料

  • アロエベラジェル 15ml
  • 精油 (希釈率2%)
    • 薄荷 (ペパーミント代用可) 3滴
    • ミズメザクラ(ウィンターグリーン代用可) 2滴
    • おかむらさき(真性ラベンダー代用可) 4滴

アロエベラジェルをガラス容器にとり、精油を加えてよく混ぜ合わせてできあがり。アロマジェルを肩や首筋、後頭部のヘアラインやこめかみに塗布します。

 

材料の和精油について

 

薄荷はペパーミントと同じミントの別品種。日本に自生する和種ミントです。主成分のメントールの配合量はペパーミントよりも多く、頭痛に対する素早い鎮痛作用が働きます。

ミズメザクラ(水目桜)は、カバ科の木で通称ミズメやアズサとも呼ばれます。その樹皮や材観が桜に似ていることからミズメザクラと名がついていますが実際桜とは関係ありません。精油は枝葉から抽出され、その成分は99%がサリチル酸メチル。つまり、精油のウィンターグリーンと同様天然のアスピリン様作用があり、局所的に血管を拡張させながら血液循環を改善させ、痛みに働きかけます。ただし、アスピリンアレルギーの方はサリチル酸メチルが禁忌化合物なので、使用を避けましょう。

おかむらさきは、北海道富良野産の和種真性ラベンダー。非常に香り豊かでほっとするアロマが広がります。ラベンダーには、交感神経を活性化させ、筋肉をリラックスさせる働きがあるので、緊張性頭痛の緩和に役立つでしょう。

和精油には、ほのかに優しい香りが、日本らしさを漂わせ、心をほっと一息させてくれる不思議な力があるように感じます。これは筆者のお気に入りクラフトでもあります。

とはいえ、一般的には和精油はまだまだ貴重なもの。和精油がない場合は、それぞれ別精油で代用可能ですよ。

 

温熱パットを肩にあてがうと更に効果的

 

塗布後、温熱パットで肩を温めるとさらに効果的です。精油の鎮痛作用を素早く効かせ、血流も良くなり、筋肉がリラックスすることで、緊張性頭痛の解消に働きかけます。あとは、痛みがおさまるまで、ゆっくり安静に過ごしましょう。