アジアンマッスルバーム| スポーツ後の筋肉痛解消、急性の腰痛、寝違いに。
秋は、「スポーツの秋」とも言われるように、
運動会や体育の日もあり、スポーツに勤しむ方も多いのではないでしょうか。
からだを動かすと気分も爽快になり、心身ともに健康になりますよね。
適度な運動は日頃から取り入れたいものです。
でも、急にゴルフやジム通いなどで「肉体作り」を始めた途端、
次の日はからだが筋肉痛・・・といったパターンにおちいることもしばしば。
筋肉は徐々に鍛えられていくものですが、
急に多くの負荷がかかると痛めてしまいますからね。
今日は、そんなスポーツ後の筋肉痛や筋肉疲労を和らげる「マッスルバーム」をアロマで手作りしてみましょう。
こちら、歩き疲れや寝違い、急性の腰痛や肩こりにも有効ですよ。
筋肉の使い過ぎによって生じる急性の筋肉痛や筋肉疲労の軽減には、
乳酸などの疲労物質の排泄を促し、
炎症を鎮める働きのある精油が有効です。
レモングラス精油の主成分であるシトラールには血管を拡張させ、
血液循環を改善する作用が確認されています※。
また、レモングラス精油は、筋肉疲労の原因となる乳酸の排泄を促し、炎症を緩和する作用が示されており※、
スポーツ後のマッサージに用いると筋肉痛や疲労の回復に役立つでしょう。
レモンユーカリ(Eucalyptus citriodora)やシトロネラ(Cymbopogon nardus)などに含まれるシトロネラールには
筋肉に対する鎮痛作用もレポートされており※、
筋肉痛の緩和に有効と言えるでしょう。
タイのしょうがであるプライと呼ばれる精油にも、
筋肉痛の軽減に働きかける実験データが出ています※。
通常しょうがは温める作用がありますが、
このプライは逆に冷やす作用に優れており、
傷ついた組織の炎症をクールダウンさせて回復を早めるのに役立ちます。
ぎっくり腰や寝違い、腫れを伴う関節痛などの緩和にお勧めです。
コリアンダー精油は、成分の約80%がリナロール。
こちらは副交感神経に働きかけて、緊張した神経を緩和し、血行の改善に役立ちます※。
運動後の筋肉炎症や疲労回復度を高めてくれるのではないでしょうか。
リナロールを含む精油は他にもラベンダーやネロリ、ベルガモットなどがあります。
柑橘系精油の主成分であるリモネンは、新陳代謝やリンパ機能を高めて老廃物の排泄を促し、
免疫力を強化させながら、身体の機能回復に役立つでしょう。
また、リモネンはシトラールの皮膚感さ刺激作用を弱める働きがあるので、
柑橘系精油をレモングラスと一緒に用いると、バランスよいアロマブレンドに仕上がります。
レモングラス、プライ、コリアンダー、柑橘はライム・・・とは、
タイのトムヤムスープのようなアロマが出来上がりそうですね。
アルニカオイルは、薬草アルニカをひまわり油やオリーブ油などの植物オイルに漬け込んで、
その有効成分を浸出させたハーブの抽出油で、筋肉痛の緩和に有効であるとレポートされています※。
ところで筋肉痛とは、専門用語では、「遅発性筋肉痛」と言い、
久々に運動をした後などに感じる筋肉の急性の痛みに対して用いられ、
慢性の肩凝りや腰痛などとは違う種類の痛みと炎症になります。
アルニカオイルに効果的なのは、「遅発性筋肉痛」。
つまり、スポーツ前後のマッサージオイルとして用いると筋肉痛防止になります。
また、急性の腰痛や寝違いなどで生じる短期的な肩や首の痛み、
立ちっぱなしなどによる足の痛みなどの緩和にも有効でしょう。
また、シアバターにも、筋肉の炎症に効果的とのレポートもあります。
マグネシウムは、からだの代謝を促して、筋肉の疲労回復を早め、
筋肉痛を緩和させるなど筋肉の働きを調整するために欠かせないミネラル成分です。
体内のマグネシウムが欠乏すると、
筋肉のダメージ回復やパフォーマンス力が下がり、
炎症を長引かせると言われています※。
マグネシウムと筋肉の相互関係については、いくつもの科学的な実験レポートもあり、
筋肉疲労と炎症の回復にマグネシウムは非常に有効であると考えられます。
マグネシウムは
経皮吸収により筋肉にも働きかけるとことも確認されており※、
マグネシウムを用いたバスソルトや軟膏は非常に役に立つアイテムになり得るでしょう。
筆者もこちらのブログで、
エプソムソルトを用いたバスソルトや手作りマグネシウムオイルなど、
マグネシウムをコリやからだの疲れの緩和に利用したクラフトをいくつか紹介しており、
マグネシウムには非常にお世話になっている材料のひとつです。
アルニカオイルとシアバターをベースに、
マグネシウムを「助っ人材料」に加えて、
スポーツ後の筋肉の炎症に働きかけるアジアな香りで、
エキゾチックなマッスルバームを作成したいと思います!
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