ダイエットの成功は、食事と運動、生活と心身のバランスを整えて、余分な脂肪を減らし、良質な筋肉をつけていく必要があります。

ダイエットにおけるアロマセラピーの役割は、食欲を抑える、ボディラインを整える、そして、ダイエットに伴うストレスの緩和といったダイエットを進める上での必要な力強いサポーター役。

今日は、痩せる香りの話です。

ライム精油に、食欲を抑える働きがあり、体重減少に貢献したという実験結果が出ています。一般的に、柑橘系精油の主成分であるリモネンは免疫細胞を活性化させることからリンパ機能の働きが高まると考えられ、老廃物の排泄を促します。また、リモネンは交感神経を刺激するので、体全体の代謝があがり、ライムのみならず、レモンやグレープフルーツなどの柑橘系精油は、ダイエット用アロマに有効とされています。特にグレープフルーツにはヌートカトンという脂肪燃焼を促す成分が含まれ、その成分を微量に含むグレープフルーツ精油はダイエット用アロマブレンドオイルには、必ずと言って良いほど選択される精油です。

次に、ペパーミント精油も食欲を抑える働きがあるというデータがあります。ミントの香りと言えば、身近にガムや歯磨き粉がありますので、食欲を抑えたい時には、歯を磨いたり、ミントガムを口にすると良いかもしれませんね。また、ペパーミント精油は、イギリスでは、経口薬として処方され、消化器系疾患、特にIBSの治療にも利用されており、消化器系、特に胃の働きを改善させる効果に優れています。

その他、フェンネルやパチュリの香りは、食べたものによる体重増加を防ぐという興味深いデータが出ています。これは、肝臓や腸の働きを高め、老廃物の排泄を促すと考えられています。

サイプレスとグレーフルーツ精油をブレンドしたオイルでのお腹周りのマッサージが、脂肪減少やウェストラインを整えたとの実験結果ほか、マッサージがセルライト予防に役立つ結果もでています。ボディマッサージは、血行を良くし、排泄作用を高めるので、プロポーションの改善目的にも一定の効果が見込めるでしょう。

ジンジャー精油は、往々にして、強壮作用や抗酸化作用があり、からだを温め、活性化させる効果に優れています。ジンジャー独特の香りの元にもなっているジンゲロールは血行促進に役立ち、腸の働きを改善するとされ、また、ジンジャー精油は、非アルコール性脂肪肝の肝障害や脂質蓄積の改善に役立つというデータもあります。よって、ぽっこりお腹やメタボなど、内臓脂肪を減らしてお腹痩せを期待したいときには、ジンジャー精油が良いパートナーになってくれるでしょう。

また、ココナッツオイルは、脂肪燃焼を促す中鎖脂肪酸を多く含み、ダイエットに効果的とブームになりましたが、皮膚にもコラーゲンやエラスティンの生成を促す作用があるなど肌への効果も素晴らしく、また、浸透性も高いので、ダイエット用のボディマッサージオイルとして利用すると良いでしょう。

それでは、次の記事で、食欲抑制に役立つダイエットロールオンと、スリミングアロマオイル&お腹やせセルフマッサージをご紹介しますね。

• ロールオン 痩せる香りブレンド 
• スリミングアロマボディマッサージオイル